活動ブログ

幼児教育無償化が始まりますが。。。

2019.05.11


5月10日、幼児教育・保育を無償化する改正子ども・子育て支援法が参議院本会
議で成立しました。
与党だけでなく国民民主党も賛成しての可決となりました。
無償化にかかる費用は、国と地方自治体あわせて年間7764億円にのぼります。

よしの正英も「幼児教育・保育の無償化の範囲の拡大」は訴えてきました。
しかし、今回の改正法の実現には多くの課題が残されていると思います。

①3~5歳児について全世帯を無償化の対象にしたこと
今回は0~2歳児については、住民税非課税世帯を対象に無償化とし、
3歳からは収入に関わらず、全て無償化としました。
財源が豊富にあるのであればそれもよいでしょうが、現実には社会保障費も伸び
ており、少子化対策とはいえ所得制限をしなかったのは課題があると思います。
そもそも、民主党政権の時に、高校授業料無償化をしましたが、自民党は
「ばら撒き」という批判があり、自公政権に戻った時に所得制限が課せられました。
政策目的が違うとはいえ、社会保障の一環であるならば、全世帯というのは
再考が必要と考えます。

②保育園は、保育需要を満たしていない
全国的に問題となった待機児童に見るように、現在小学校就学前の子どもを
すべて入れるだけの保育園幼稚園の施設は足りていません。
高校無償化は、当時高校進学率97%程度であり、定員を充足していたので、
すぐに実現できましたが、今回の幼児教育・保育無償化は施設が足りません。
結果、望む認可施設に入れなかったり(認可外保育にも補助はでるそうですが)、
そもそも通園できない家庭が現れる可能性があります。
予算的には、まずは施設整備や定員拡充、保育士確保のために使うべきと
考えます。
   
③3~5歳の完全無償化の前後も考えるべき
保育園を卒園して小学校に入学しても、共働き世帯にとって低学年の間は
学童保育を利用しなければならない家庭がほとんどです。
しかし、三重県内だけでなく全国的に学童保育は、保育園より整備が遅れて
います。
子供を持つ家庭として、そこまで見通すと不安が残ります。
「0~2歳の間に保育園に入れないと3歳から保育園に入れるのは難しい」
「特に兄弟同じ園に入れることは難しい。」と言われます。
3~5歳だけではなく、その前後の子育て環境を整備することも必要なので、
やはり全世帯の無償化を優先するのではなく、学童保育なども含めた全体的な
子育て支援策を優先すべきと考えます。

他にも地方自治体の費用が増える可能性があるなど、多くの課題もあります。
皆さんのご意見をお聞かせください。

・・・

▼公式ホームページ▼
https://よしのまさひで.jp/

▼Facebook 更新中▼
https://www.facebook.com/masahide.yoshino

◆ご意見・ご感想は
main@yoshino-masahide.com

ご支援・ご協力お願いします!

よしの正英 後援会事務所

〒510-8014
三重県四日市市富田3丁目15-27
MAMビル2F
TEL + FAX 059-315-0311